目の見えないワンちゃんとの散歩
目の見えないワンちゃんとの散歩は、
- 安全の確保
- 信頼関係
が最も重要です。
ワンちゃんが外の世界、土、風の匂い、鳥の声など音を楽しむために、いくつかの工夫を取り入れましょう。
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日没時刻の前後1時間は反射材の装着がおススメ!
散歩中の事故が多発する危険な時間帯 日没時刻の前後1時間は、薄暮時間帯と言い視認性が低下し交通事故が多発する危険な時間帯です。 この時間はワンちゃんや歩行者の発見が遅れがち 具体的に日没が18:00と ...
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目の見えない犬の安全な散歩の仕方
目が見えないワンちゃんの安全な散歩の仕方は次の通りです。
散歩の準備とルート選び
- ハーネスと短いリードを使用する:
首輪ではなくハーネスを使用すると、リードで誘導する際に首に負担がかからず、より安全にコントロールできます。
リードは短めに持ち、ワンちゃんを飼い主さんの体の近くにキープしましょう。
これにより、障害物を避ける際や方向転換の際に、すぐに合図を伝え、誘導することができます。
- 「ブラインド(目が見えません)」の表示をする:
バンダナ、ベスト、リードなどに「I'm blind」や「目が見えません」と表示することで、周囲の人にワンちゃんの状態を伝えられ、突然触られたり驚かせたりするのを防げます。
- 慣れた安全なルートを選ぶ:
最初は人通りや交通量が少なく、静かで平坦な、慣れた道を選びましょう。
散歩のルーチン(時間やルート)を一定に保つことで、ワンちゃんは安心して歩けるようになります。
- 時間帯を選ぶ:
まだ光を感じられる場合は、明るい時間帯に散歩に行きましょう。
紫外線 は目の病気を進行させる可能性があるため、日差しが強い時間帯は避け、日陰のルートを選ぶなどの配慮も大切です。
リードと声による誘導
ワンちゃんにとって、飼い主さんの声とリード は「目」の代わりになります。
- リードをガイドとして使う:
障害物や段差に近づく前にリードを通じて軽い合図を送り、ワンちゃんが自分で状況を察知できるように促します。
リードを急に強く引くと、ワンちゃんが驚き、不安を感じてしまうので注意しましょう。
- 指示語(コマンド)を教える:
障害物や危険を伝えるための コマンドを教えます。
例:
- ストップ(止まるれ)
- 危ない
- 注意(進路に危険がある)
- 上って(段差を上る)
- 降りて(段差を降りる)
これらの言葉と同時にリードで合図を出し、ワンちゃんがうまくできたときは褒めて場合によって(おやつをあげるなど)、自信をつけさせましょう。
- 常に話しかける:
散歩中は、常に優しく話しかけて ワンちゃんに安心感を与え、あなたがそばにいることを伝えましょう。
飼い主さんの足元に鈴をつけたり、クリッカーなどで自分の位置を知らせる工夫も有効です。
周囲への配慮と五感の刺激
- 他の人や犬への配慮:
他の人が近づいてきたら、ワンちゃんが目が見えないことを伝え、静かに近づいてもらうようお願いしましょう。
ワンちゃんがパニックにならないよう、不意の接触を避けることが重要です。
- 嗅覚と聴覚を楽しむ:
散歩の目的は運動だけでなく、外の匂いや音による精神的な刺激も大きいです。
安全な場所では、リードを少し緩めて匂いを嗅ぐ時間**を十分にとってあげましょう。
補助器具の検討
- ドッグバンパー(盲目犬用ハローハーネス)の使用:
顔の周りに装着するリング状の器具で、ワンちゃんが障害物にぶつかる前にリングが先に接触し、衝突を防いでくれます。
頻繁に物にぶつかってしまうワンちゃんの自信回復**に役立つことがあります。
目の見えないワンちゃんとの散歩(まとめ)
目の見えない犬にとって、散歩は外の世界とつながる大切な時間です。
飼い主さんがガイド役となり、一歩一歩の歩みを優しくサポートしてあげてくださいね。
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