頑丈過ぎるのも問題
開発過程でドッグバンパーについて考えたこと
葉山で目の見えない犬グッズ、ドッグバンパーを製作してますAtomicWorks合同会社です。
開発当初、私どもが考えていたのは頑丈で壊れにくいものでした。ところがご相談いただいた体重2kgに満たないヨーキーのシニア犬のお母さま。ドッグバンパーの現物サンプルを見て一言、
「装着して転んだりしたとき骨折しませんか?」
...と。太いフレームを見て不安になったのだと思います。頑丈過ぎるのも問題だと考えました。
衝突エネルギーを逃がし保護する重要性
卵パックや段ボールを例に説明します。
もし硬い鉄の箱の中に生卵を入れ衝撃を与えたら割れてしまうでしょう。また商品を梱包する段ボールは落下したとき角や陵がつぶれてしまいますが、クラッシャブルゾーンという空間を設けることで衝突エネルギーを吸収し中の商品を保護するのです。簡単に言うとAmazonの箱を想像して下さい。中の商品に比べて箱が大きく、箱の底面の大きさの台紙にラップでくるみ固定。箱がつぶれても商品は壊れません。
強度計算と実験
ドッグバンパーは衝突エネルギーを前方のリングで吸収し愛犬を保護します。
私どもは工業製品の機械工学専門技術者でした。強度計算と実験を繰り返し、頑丈過ぎないように考えました。壊れたら修理すればよいですよね?修理は何時でも承ります。ドッグバンパーが壊れなくても愛犬が大怪我をしてしまっては本末転倒ですから。
クランプルゾーン(英:Crumple zone)は、衝突時に潰れることでそのエネルギーを吸収し、人や荷物、機械などを保護する働きを持つ空間や部分のことである Wikipediaより抜粋。
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